小児救命/#2

今期はブラマンは別格としてあんま感想書くドラマがないと思うのは、「意外と面白い」と思うのがチーム・バチスタとかセレブと貧乏とかのあまり見直したくないタイプのドラマなのね。真面目に見たくないとかじゃなくて、貧乏ネタとか医療ネタとか自分の中の不可侵領域つーか、妙にイライラするけどそうなる自分もイヤみたいなw。
その中でこのドラマはやっぱわりと好きだなあと思うのは、結局問題を解決するのが医療現場の現実とかじゃなくて、主人公の宇宙をはじめとする登場人物みんなの倫理観だってことなの。宇宙がやめた病院医師の陣内とかも、初回から口ではきついこと言ってるけど結局宇宙に手を貸してくれるしさ。しょせんツンデレというか、宇宙にきついこというその理由が、高すぎる理想はそれに届かない自分を傷つけるというそこはたぶん自分の、医師としての経験からくるもんだっていうのは見たら分かるからね。
まあ宇宙のキャラ自体はこの性格が物語を動かす主人公性なのは承知の上で、「それでもウザイ(-_-;」と思うけど、クリニックの医者一人一人まできっちりキャラの区別がつくし、モチーフが変にリアルにならなきゃ面白いかなー。
サッカー少女をめぐる監督とのやりとりとか、容態が急変した子供の搬送シーンとかで、居合わせた人がけして宇宙を否定しない一方で、医師の現実を知る赤池がちゃんと宇宙を否定し、でもそれは本来否定すべきものじゃない、という演技を見せてるのがすげーいい感じです。