新マチベン/第5回「爆破メールの真実」

室井滋がろくな役をしないのはこの人の柄が私には受け付けないものなんだから仕方ないんだろうけど、それでもイライラしたなー、今回のはなし。そもそもなんで渡哲也の担当事件はゲストが大物で2話構成なんだろう。1話にまとめられただろうっていう最初の事件と違って、このはなしを1話にまとめるのは無理だとは思うけど、このどんでん返しは必要なのか? オチの見当がつくのは推理が主眼のドラマじゃないから別に良いとして、事態が悪くなる原因が主人公のエゴに見えるはなしは事態の勃発から収束までをゆっくり見せられるんじゃないならやめた方が良いと思う。いやこのドラマって最初から源太郎のキャラがはなしをややこしくしてるんだけど、このエピのドツボ感ってシャレにならなくない?
教師の生徒への気持ちがもっと真摯なものに見えれば印象も違うだろうけど、教師なのにまともな敬語も使えないDQN感(なぜ弁護士にタメ口?)や感情的な物言いで、杉山を信じたいって気持ち自体が非行少年レベルのわがままにしか見えん。杉山が信じたいと思うなにかをしていたならともかく、信じようと思う根拠はなんだったんだ? 非行少年も更生可能なんだって言い張りたいだけの、自分が非行少年だったことへの意地だけじゃないの?
こういう自分の過ちを分かってくれって物言い聞いてるとイライラするよ。自分のやったことの責任を自分で黙ってしょってる人見て感動することはあっても、言い訳された時点で、実は反省してないんじゃんって感じるんですけど。
「自分が悪い」と黙ってしまう源太郎に「誠意が足りない」と言い切る石坂浩二GJ。んーだよな。自己完結してないで、馬鹿やった理由はちゃんと言えだよな。