1ポンドの福音/ROUND 1

ほぼ期待どおりのでき。ズームイン流れの番宣見るだけで特に事前情報はチェックしてなかったけど、今感想書くのにチェックしたらプロデューサーが河野さんで演出には佐藤さんも入っているなら安心していて良いよな。土9枠だし。
亀梨って野ブタの時にちょっと良いなと思って以来、人に言うとバカにされるので一人でひっそり良いなと思ってたけどこの役は今までで一番良いわ。あ。ちなみにサプリとか綾瀬とやったドラマとかは見てません。なんでも良いから見たいと思うほど好きなわけじゃないんでw。個人的に耕作みたいなキャラ好きじゃないけどそれとドラマのできって別だし。不快感のある部分はドラマの中でも矯正すべき点として否定されてるから集中して見れる。*1
個人的なはなしなんだけど昔の知り合いでキックボクシングしててデビュー戦はやったってのがいるんだけど、ちょうどデビュー戦の直後に会ったらずっと食っていたのを思い出しながら見ていた(笑。
彼はキックボクシング以外にもいろいろしていた人で、とりあえずプロデビューしたことで気が済んでしまい、減量に懲りたこともあってたぶんそれ一戦でやめてるはずだ。もうやらないって言ってたし(笑。
調べてみたら1ポンドは0.4キロくらいで、そのレベルを気にしなきゃならない人の減量なんかそりゃ大変にきまってて、それをやろうと思うか否かっていう時点で、どれだけそれが大事かってはなしでしかないんだよな。
だから物語の序盤、減量できない耕作がもうボクシングやめるっていうのは「おお良いさ。やめろやめろ」ってはなしでしかないし、でも本当にボクシングが好きな鬼丸の、本当にボクシングが好きで、たとえ一度も勝てなかったとしても今までの対戦のすべてが誇りなんだって気持ちに触れて、半端な気持ちで戦ってリングに転がってる自分はみっともない、って気持ちがすごい良い。
その事態を招く一因となるシスターアンジェラの博愛精神の安さっていうのがまたうまいなー。特定分野の美意識は特定分野の人にしか分かんないんだから、外野はすっこんでろってはなしなんだよね。鬼丸の奥さんや子供が、自分の旦那が全然勝てなくて生活が苦しいとか、父親が全然勝たないのが悲しいとかの気持ちは気持ちとして、鬼丸の気持ちを分かっててその生き方をかっこいいと思ってる見せ方がすごい良かった。鬼丸に勝たせてやってくれっていうシスターアンジェラの言葉は、純粋に善意だったとしてもそういう鬼丸の生き方を貶めるものでしかなくて、耕作のあれがどういうつもりだったのかって辺りが微妙なんだけど、負けるつもりだったとは思いたくないなあ。気持ちが中途半端だから相手にならなかったってだけだと思いたいぞ。
そういうことふまえて、試合を見にきたシスターアンジェラの声援が「二人とも頑張れ」なのがすごい良いよね。どっちが勝つとかじゃなくて、どちらも本気なんだってのが良いんだよね。
石黒君は事前情報がなければ気付かなかったかもって感じではあっても、ほぼ会長とセットで映ってて実においしかった。どんな子かとかそういうのをちゃんと作り込んでるのが感じられるから、台詞が少ないのとか気付きもしない感じ。耕作のボクサー仲間はみんなキャラが立ってて良いなー。波岡くんも出てるね。
来週も楽しみv。

*1:この点が押さえてないとできの良いドラマでもダメ。主人公の性格が嫌いで、それを美点みたいに描かれていたら、ドラマのできは良くても感想としては、周りのキャラが主人公に振り回されているとしか感じられなくなる(-_-;。