派遣のオスカル／#1

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佐藤智仁目当てではあるが脚本演出共にとっちらかったはなしだなあ。チュートリアルの徳井はむしろ嫌いな芸人だけど、彼の演じるコストカッターな社長ジュニアの言うことの方が正論に思えるんだもん。エアコンのフィルターが汚れてると冷えが悪くなるから掃除しろって正論じゃん。毎日掃除しなきゃならないもんでもないし。コスト削減で派遣を切るって、いなくても仕事が回るなら当然だろ？　そこで切られるリスクの大小が派遣と正社員の差なんだから、これって完全に同僚のオバサンの言う「悪いのは政治であって正社員じゃない」というのが正論です。私だって会社であんなこと言ってたら、「派遣に払う給料があるのにウダウダ言ってんじゃないわよ」って思う。使えない新入りがマトモな給料もらってるってのは問題が別なー。
田中麗奈演じる勝子の行動の指針がオスカルにインスパイアされた正義の心だっていうところをちゃんと見せてないので、随所に挿入されるベルバラのカットがネタ感を強くしちゃうんじゃない？、と思うの。ファーストシーンが出版社の面接でやらかすシーンだけどこんなデンパ女落とされて当然だって見てる方は思うじゃん。勝子の有り様の前提を“自由、平等、正義”じゃなく“デンパ”だと認識させてしまったら勝子の見え方が変わってくるのにバカだなあ。
トモピーはなにやってもそつなく上手いんですが、ちょっともったいない役だなあ。とりあえず様子見の視聴継続。