ママさんバレーでつかまえて/最終回生放送SP

NHKのノンストップコメディー「ママさんバレーでつかまえて」、最終回ってことでNHK50年ぶりのドラマ生放送でした。でも見てても完全にいつもどおりだったことが逆にすごいよ(^_^;。
30分をなんとなく笑わせるシットコムではなしとして深遠なことをやってるわけでもなんでもないんだけど、この期に及んでマミーズのメンバーにほんとのことが言えないとウダウダいう鈴子(黒木瞳)のウザさとか(w)、その挨拶を黙って聞いてやってくれと合図する光太郎(向井理)の優しさとか、それを聞いてるみんなのリアクションと鈴子のしゃべってる内容のおかしさの中にあるみんなの思い出とか、30分のドラマが生む感情の可能性ってなんかすごいなって思ったよ。ラスト鈴子が電気を消して、時計がみんなの円陣の声を流すとこで不覚にもじんときて涙ぐんじゃったもん。
制作費としてはトップレベルで安い番組だと思うけど、作り手が真面目になにかをやるだけで可能性って広がるもんだなあ、とある意味当たり前のことを再認識しました。好き嫌いでいえばけして好きではない向井りー目当てで見始めた番組だったけど、ほんと見た甲斐はある番組だったよ。
黒木瞳は風邪ひいてたみたいで番宣の時から声が枯れてたけど、当たり前だけどいつもどおりのベルちゃんであった。ほんと面白かったなあ。西田征史にはまたこういうのやって欲しい。
こういうのやれるところがNHKの強みだよねー。