透明なゆりかご/〜2話

脚本:安達奈緒子 演出:柴田岳 原作:沖田×華

1話「命のかけら」

2話「母性ってなに」

1話のO.A.は忘れていたが、この枠は再放送があるんで無問題。再放送で無事捕獲。今日の2話はリアルタイムで見ました。
もともと原作読んでたんだけど、すごく良い出来に落とし込んでて感心した。さすが安達奈緒子脚本、柴田岳演出。
いやこれは、上手くやったら良いドラマにならないはずがないはなしだと思うんだよね。その理由は、個人にはどうしようもない理不尽や不条理を、無力な少女がどう受け止めたかっていうはなしでしかないから。その少女の思いを美しいものと描くことができれば、すごく美しいドラマになるに決まってるんだもん。
「あさが来た」は見てなかったんで清原果耶は初めて(精霊も初回リタイアw)だけど、このちょっと地雷な主人公のキャラを硬質な美少女ぶりで不快感の薄いファンタジーに見せていると思う。そして自分的に殊勲選手クラスでグッジョブなのは瀬戸だ。海月姫に匹敵する良い仕事だw。
いやあのー。リアルに考えてあんな綺麗な顔した産科医に子供取り上げられるのは私だったら嫌だなとちょっと思うんだけど、ここまでの分で見る限り、あおい(清原果耶)・由比先生(瀬戸康史)・榊婦長(原田美枝子)の3人って、美しい気持ちを描くための三角形だと思うんだよね。
その気持ちは美しいけれど美しさと正しさはイコールじゃないから、正しいかも知れないけどちょっと苦いものを描くような位置に、水川あさみみたいなちょっと俗っぽい柄の女優を置いて、その気持ちも基本的にはきれいなものとして描く。うんこれは良い仕事だわー。
全10回ってこの枠にしたら長いんだけど先が楽しみだなあ。頑張って欲しいわー。