追記

ラストのギターセッションはなんとかならなかったかなあ。そりゃあギターソロにギターが絡めば合わないさ(苦笑。トド独り立ち編と同じ曲を使うからとか、理由は分かるんだけど音としての合う合わないが……。ロックファンとして、ザンキさんのギターが今イチに聞こえるのは理屈じゃなく嫌だ。

再起不能の怪我が大した努力の描写もなく治るのが納得いかない、とかいう人はヒーロー特撮見るのやめた方が良いよ。トドの具体的病名とか、そもそも設定としては現代日本でも、どう見ても現代日本よりあっちの方が科学進んでるんだから、そんなところでリアリティ求めてもはなしがしょぼくなる効果しかないし。
元々気合いで怪我を治す場面は初期からあったし、愛の奇跡でもう良いじゃん。
トドロキは愛されているけどザンキさんも愛されていたんだよ。ザンキさんを安心させるためになら、再起不能もはね飛ばせるくらい。「師弟の絆」に重きをおいている後半響鬼では、実は師匠が弟子からもらっているものってのが重要なんだと思うんだね。

やっとよちよち歩きを始めたような出来の悪い弟子の桐矢ですが、良い方に歩きはじめたと思えるだけで充分、と思っちゃうのも斬鬼さん効果。しかし今週は時間がなかったのは分かるんだけど、明日夢には切れて欲しかったなあ。自分がヒビキさんのそばでなにを見てきたか、鬼になるとはどういうことだと思うか、切れてまくしたててくれたら良かったのに。
……そんな明日夢明日夢じゃない? まあそうかもね。

ミニスカはいてるあきらがなにげに微笑ましかった。響鬼はその辺がけっこういい加減で、香須実とかあきらとか普通にひざ出る服とか、山歩きには不向きそうなピチピチジーンズにヒラヒラカットソーとか多かったけど、白P体制になってからはずっとジーンズはいてたあきらがスカートはいてることで、「鬼になる」という呪縛から解放されたあきらが普通の16才の生活を楽しんでいる感じがした。
洋服関係の演出では、ザンキさんが変身する時に着ていたコートはそのままの方が通常の事態ではない感じを出せて良いんじゃないかと思ったら、今週また着てたね。
それでも先週のラストは普通に違う服だったから、深く考えてのことではないのかな。
全体に淡々とした演出だったけど、私は意外と良かったと思う。ザンキさんのおしり含めて(笑。
いやまあ最初見た時は確かに画面のインパクトに引きずられる部分がないとは言えなかったんだけど、もう見なれたら、なんか淡々とあるものをあるように撮ってる感じは意図的なもんかな、と。
繰り返し見れば見るほど、この淡々とした感じが良いです。ザンキさんのあっさりな消滅も私としてはニジュウマル。もっとトドがリードした方が、という意見も見るけど、いやあ。トドはあれがせいいっぱいでしょう。
最低限のことしかできないけど、ザンキさんのためなら最低のことだけは死んでもやるとこがいじらしいんだと私は思います。