アザミ嬢のララバイ/vol.1

http://www.starchild.co.jp/special/azami/

アザミ嬢のララバイ DVD-BOX

アザミ嬢のララバイ DVD-BOX

DVD BOX出てますが、今ちょっときついんでレンタルで借りました。でもそこそこ面白かったから後から買うよ。

第1話「秘蜜を吸う」

というところで問題です。綾野君がマッサージ師で自らティッシュを配り、「サービスするから」と言ったらあなたはどうしますか?

1)毎日通いつめる。
2)怖いから入らない。

ちなみに私は2)です。絶対入らない!
……という大前提でひっかかるのはあったが、おはなしはモノノケ俳優綾野剛の面目躍如で大変エロファンタジックでよろしかったです。私田畑智子って独自に色っぽくって好きなんだよね。被虐オーラ出てるし。色白で丸顔だからぽっちゃりなイメージあるけど足奇麗なとことか。綾野君の“少年”がオイルマッサージ師だけに、オイルたらした肌の画面効果とかバネエ。1回目に見た時とか、恥ずかしくて正視できんかったわ(^_^;。
年下の恋人(大輝@内浦純一)に蔑ろにされていると感じている営業社員の繭子(田畑智子)が、すっぽかされた待ち合わせの場所でもらったティッシュのオイルマッサージのテントに入り……という、おはなしとしてはファンタジーなんだけど、繭子の受け取ったティッシュに料金システムまで載ってるリアル感とか、少年(綾野剛)が渡すティッシュを受け取る退社時間のサラリーマンの通行人の現実感とかのバランスっていうか、繭子の現実を少年が侵食していく、不思議なものにのみこまれていく感じが面白かったです。
このはなしに限らず、同じようなセットで舞台みたいな演出するのは犬童監督じゃない人が監督してた#3も同じだったからシリーズ通じてなんだろうけど、その作りも内容に合ってると思う。

第2話「愛を、更新する。」

高校時代からお互いを知っていて、お互いに彼女や好きな人がいるのを知った上で体の関係は持っている、という男女が、男(雅彦@和田聰宏)の転勤を機に毎年帰ったら同じホテルで会おう、というなんじゃそらな約束のもとに、出会う度関係性が変わっていって……というはなし。舞台的なセットで現実感が薄れるのはあるけど基本的にはリアルなおはなしです。まあ大落ちに超現実の要素はあるけど。
一か所編集ミス(だよねえ?)でカットごとに衣装が変わるというハイパー演出になってるところがあります。でも画面構成が変だからそんなには気にならない。
ヒロインは星野真里

第3話「しろへびの涙」

怪我をして男に命を助けられたしろへび(中村ゆり)が、人間にしてやる代わりに最初に決めた男の命を取らなければ死んでしまうと言われ、人間になって助けてくれたホームレス(村木藤志郎)の憎む相手(小市慢太郎)を殺そうと決めるが、男は命を助けてくれた男で……というまんま人魚姫なはなし(^_^;。
このはなしはしろへびと絡む小市慢太郎さんが色っぽすぎます。メイキングの小市さんとか見てるだけで死にます。でもこのはなしはすごい可哀想なはなしだ。
監督はこのディスクではこのはなしだけ宮武由衣です。

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そういえば、この手のDVDの常として、レンタル版にはメイキングないのかなー、と思ったけどちゃんとあります。分かりにくいから見落とさないように気をつけて。
メイキング的には監督インタビューメインって感じだけどね。綾野君の破壊力はなかなかでした。でも綾野君インタより、智子ちゃんに感想(なんの?)を聞きたかったw。