パパとムスメの7日間/最終回

ああ面白かったー。西野さんの顛末は好みからいくとちょっと甘いんじゃないかって気もするけど、よく考えたら一人で暴走してただけで特に大きな騒ぎにはなってないし(結果論だけど)あんなもんかな。パパの姿とはいえ小梅の説得にころっとまるめこまれる辺り単純な人なんだよね。
比較的早い段階で二人を元に戻して、後は二人がお互いの事情を分からずに向き合ってた問題を、本来の立場に戻った二人がどう片付けるかの描写。ここで二人が入れ替わってた間の事情をよく把握していないまま、相手の立場で考えることで自分サイドの問題をちゃんと修めているのが良い。小梅の友達と父親の問題が小梅やパパの相手の立場を知ったからこその説得で修まったり、試合に勝てなかった先輩を、小梅がパパの立場で働いてたからこその言葉で慰めたり、特に小梅と先輩のはなしとか勝てなかったからって先輩を嫌いになったりはしないだろうけど、それを慰める言葉は小梅の本来の経験では心からのものにはならないわけで、すごく良いシーンだったと思う。
二人が元に戻った後の小梅ノーマルタイプがパパタイプに比べて可愛げに欠けるという物足りなさはあったけど、作りとしては大満足の最終回だった。たわいないけど嫌な気分にならずに楽しく見れる良いドラマだった。楽しかったv。