あしたをつかめ〜平成若者仕事図鑑「身体(からだ)で勝負だ!〜アクション俳優〜」

NHK教育のお仕事紹介番組。いわば平成の「はたらくおじさん」w?
もうすぐ公開の超電王でミミヒコ@柳沢慎吾の演じる銀ライダーシルバラに抜擢された3年目のスーツアクター伊藤教人を紹介してます。
東映公式でもアナウンスがあったけどほんと東映、JAE、映画の製作委員会総協力。ダメ出ししまくる宮崎監督、クレームを出すいのくまさん、顔出しの高岩さんが映りまくってます。アクションシーンなので竜太ロスがOK出すくらいしかしゃべってなかったのが残念ですが(笑。
スーツキャラメインの電王のヒットもあってスーツの中の人はけして出さない東映の方針は近年どんどこ開放的になってるんで、製作現場に興味のある身にはありがたいこってすね。まあ国営放送で超電王宣伝してもらってるっつーのもあるよなw。
明日のヒーローを夢見る伊藤君の奮闘は奮闘として、やっぱ見る方としては動くことで頭がいっぱいの伊藤君に比べ、カメラにどう映るかを考えることが肝心なんだと言うことを談話だけじゃなく現場でのアドバイスなんかでもちょこちょこ言ってあげている高岩さんの言葉が経験ゆえのものなんだっていうのは、伊藤君にクレーム出してるのが宮崎アクション監督よりいのくまさんだって辺りでも分かるよねー。見た目の迫力が意味を持つアクションシーンでは「どう映るか」ということがすべてなとこあるし、それってアクションシーンだけじゃなく素面のお芝居でも一緒なのかもな。でも抜擢の理由自体はきっとこの現場ではいくらも絵に残すことはできない伊藤君の“個性”を出して欲しいから、っていうのはちょっと禅問答みたいなはなしかも。きっと今撮ってるこのフィルムと同じくらい、来年再来年5年後10年後に撮るものが大事なんだよね。その感覚って10年20年同じメンバーで仕事をしていく東映独自の感覚でもあるんだろうな。まあJAEは東映の仕事しかしてないわけじゃないけど。
なかなか興味深い番組でした。ありがとうNHK