徹子の部屋◆白洲信哉

もちろん普段この番組の視聴習慣はありませんが(だって黒柳徹子キライだし)一種御縁のものというか、たまたま放送予定に気付いたので。先頃気にして見ている白洲家関連で次郎の妻の正子と作家の小林秀雄の孫で本人の肩書きは文筆業って人。週刊ポストで連載中だそうで、細川首相の秘書だったこともあるそうです。でも富山で伝説的な変人だった人も政治家の秘書だったことがあるんで、政治家の私設秘書ってそういう仕事みたいよ。パーソナリティが気に入られたらおっけーみたいな。
NHK白洲次郎公式のみどころにある遺族の言葉がすごい印象的だったんですが、この木で鼻をくくったようなちょっとイタイ物言いってここんちのDNAなんだろうなあ(笑。まあ文筆業といっても本人は目下“白洲の孫”であることが一番売りになる状況なのは自覚もあるだろうし、番組自体がそういう観点で孫の目から見た次郎なり正子なり小林秀雄なりを聞くためのものなんだけど、どんな業績のある人も身内から見れば普通の人なんで、そういう目から見たはげて太ったただの人、という白洲次郎の人物像は面白かったです。「180はなかったと思う」って発言もあったしねw。
白洲次郎GHQと渉りあえた理由として、英国留学してた次郎の英語がブリティッシュイングリッシュだったことを言ってたけど、そういえばアメリカ人のイギリスコンプレックスってちょっと前には普通に言われてたことだったよなあって思い出した。最近忘れてたよ。それだけ時代も世の中も変わってるんだろうけど。
番組自体はさほど面白くもなかったけど、状況認識にそういう時代時代の認識って加味する必要あるよなーと思った。まあ個人的に白洲ブームはまだ去ってないんで、次は正子の著作をなにか、とか思ってますが。