イヌゴエ第6話「勝負は犬の運!?」−ファミリー劇場−

なんか私自分が「今イチ」と感じるエピの構造が分かってきたわ。キャラが追いつめられる描写にいたたまれなくなるのね。ヒーローの危機になるとテレビの前から遁走した5才児の頃と根性一緒ってか。
つーわけでこのはなし、最初に見た時にかなりいやなはなしだと思った記憶があったんですが今見たら面白かった。ごめん林民夫w。
冒頭テレビの取材が入ることにてんぱる郁美さんを鼻で笑ったくせにタキシードとドレスで店に入るという大輝とエリカのおバカぶりもくだらないけど笑ってしまうし、予算不足で足下バッシュ(しかもアイボリーのハイカットw)という辺りもおかしい。まあ従業員の給料使い込んじゃいかんけどなw。
どうせ犬の言ってることなんか誰にも分かんないんだから適当なことを言えば良いのに、なまじ聞こえるだけにそれができない大輝の素直さとか(番組全編を通じて、ペスが「モキモキしたい」以外のことを言うことなんかほぼないのにw)、初日に会ったドーベルの気の弱さを覚えているだけに「僕は強い」に違和感を覚えて通訳できずに他の犬の言葉を聞こうとするとか、ドーベルが鈴木のために無理をして虚勢を張ってることに気付いて抱きしめ、熱があるのに気付いて病院に走るとか、事実を説明する手段のない状況で犬だけは大輝のしたことを分かっているとか、なにげに大輝の性格をちゃんと描いたはなしだ。なんだかんだ言って鈴木がドーベルを可愛いと思っていることは押さえている演出もラストで獣医の言葉を聞く鈴木の描写にちゃんと繋がってるし、ドーベルを心配する犬たちの表情もうまいことはなしとリンクしてるよな。「注射よ注射!」と主張する犬のおばちゃんぽい顔とかサイコーw。
ドーベルを抱きしめる大輝のムダな美麗ショットもおいしかったです。このドラマ撮ってた頃綾野君が「臭い」と言われたはなしをビジュボの日記に書いてたけどさもありなんw。
大オチがドーベルを抱きしめる鈴木の香水に対するドーベルの「臭っっっ」っていうのもおかしかったし面白かった。
どうでも良いけどカイザ村上はこの後ゲストで出たけどこの鈴木役で良かったよな。顔も綾野君とのバランスも、高圧的なイヤミキャラも村上君で良いだろうこの役はw。