メイちゃんの執事/#2

おはなしがあっただけ#1よりだいぶマシだった。健が剣人のキャラにはまってて、キャラとしての好みはともかく“正しく”演じられているんですごい見ていて安心だし心和むのは儲けもの。だが相変わらずはなしはてにをはが合ってないというか人物の位置関係や目的、力関係がムチャクチャで子供向けにしたってあんまりだろう。なんで年間12億円も払ってこんな学校通わないといけないのか分かりません。普通の学校行った方が、たぶん人間として真っ当なマナーとか身につくよ。
一応さー。「なぜそこでリカの執事?」というのは設定段階のムチャだから仕方ないとして、剣人にとってそれがメイのそばにいるためなのは分かるし、でも剣人にしたらお嬢様への服従心とか知ったこっちゃないのも、その上で“執事”という仕事に対して一応はあるビジョンが理人の在り様なのも、それに負けたくない意地と同時にそれが正解だと思いたくない気持ちとかも分かるからそれは良いんです。ただじゃあメイは剣人をどう思ってるのか、っていうのは脚本として剣人が学校に来たことを喜んでいる描写が頭にあるからそういうことなんだろう、というのはそういうこととして、じゃあ理人はメイの剣人への気持ちをどう思うのか、メイにとって理人の存在はどんなもんか、というのがよく分からんのではなしが成り立ってるようで成り立たないんだよね。
今回のはなしでリカと青山の結びつきを見てメイがお嬢様と執事の関係を見直す……というはなしなのは良いけど、そもそもお嬢様の命令でメイのところに行った青山がメイに悪態つく時点で間違ってるし。君たち雇用関係ってもんをなんだと思ってるんだね、という以前に決闘に負けて相手のとこにやられるとして、その執事の給料誰が払うんだ。おかしーだろ。
理人と青山の決闘がソーレの差し金だったことはともかくとして、なぜリカがそれに従うのか、その審判で青山の勝ちを決めるように言われていた泉の立ち位置はどこか、そこで従わなかったことは許されることなのか、という諸々をなんとなくで済ませて良いのかなあ。逆にルチアの正体なんて、ここで明かしてどうすんだって気がするけど。
まあ面白いか否かは別にして、はなしがあったことではかなり#1よりマシなできであった。とりあえず理人とメイと剣人の関係性をはっきりさせて、ルチアの敵意を描くのはともかく学校単位で暗躍させるのはやめた方が良いと思うけどなあ。
ところで録画ミスってラスト5分見れなかったんだけど、泉様の身になんかあったのかしら?