スマイル/#11(最終話)

だからビトよ。あんたがもっと早く、ちゃんと戦いはじめていたらこんなややこしいはなしにはならんかったと思うぞ。あんたの壮絶な戦いは誰が相手だったのか言ってくれよ。
アク解見て知ったんだが、この最終回だけ脚本家が宅間孝行じゃなくて篠崎絵里子らしい。まあそれを途中降板っていうのもどうかと思うし、この番組のトーンが脚本家だけの問題だったとは思わんけどさあ。差別ってもっと生活レベルのとこにあるもんだし、このはなしだったら警察沙汰になるようなことをしなければ、顔が外人臭くても生きてくのを許してやるよ、ってレベルじゃん。前田フーズの汚染米事件くらいは仕方なかったにしても、ここまで重いはなしにせず、フィリピンハーフとか過去の犯罪とかへの偏見からなかなか楽に生きてけない主人公が、夢を叶えて店を持つはなしで良かったんじゃないの。ラストまで見て、このはなしがあったからラストシーンのみんなの笑顔があるとか私には思えないです。むしろなかった方がみんな幸せに生きられたんじゃないの。
ビトの訴えてる冤罪が林誠一郎絡みだってことすら知らない検事とか、今週出てもこなかった刑事とか放置成分多過ぎですが、ビトの死刑執行で被疑者死亡のまま再審請求とかならなくって良かったよ。そんなの可能なのかどうか知らないけど。
てかこの番組のトーンが不幸を積み重ねることで安上がりに視聴者を丸め込もうとしたとかじゃなく、描きたいものへの距離を採り間違えただけなんだとは思いたいです。でないと役者のみんなや毎週感想書いた私が可哀想w。だがなTBS。絶対言うけど、あんたら距離感変。ちょっと常識的な価値観学んだ方が良いよ(-_-;。