任侠ヘルパー/#4

http://wwwz.fujitv.co.jp/ninkyo-helper/index.html
和尚さん和尚さん。こんなややこしいはなしが書けるのに、なんでメイちゃんはああだったの? いやそれがあなたのせいだと責める気はないけど。
つかやっぱさ。脚本レベルで考えたらかなりの力業というか、けっこう無茶なことしてると思うんだよね。そこをキャストの演技やキャラの人物像でつなぐやり方は企画制作レベルの判断だと思うし、今までのはなしがキャラの考え方にどう影響しているかというのを過去シーン入れて見せてる辺り、やっぱこの番組ってやっちゃんヘルパーがどんな風に“任侠な”ヘルパーになるかって番組なんじゃないかな。
でもって涼太は「彦一にはそんなはなしができる」わけじゃなく「母親にはそんなはなしができない」状態なんだと思うが、羽鳥は羽鳥で思うところがあってあんなふうなんだという描写はあるし、それなり影響されてる部分も見せられてて良かった。
んで礼子のはなしってさ。本来的な人の良さでもって家族的に年寄りに肩入れしてる彦一たちより、和泉たち“ちゃんとした”ヘルパーに対してひでーはなしだなって思った。
どんな仕事でもそうだけど、仕事は仕事でお金を得るためにするものだけど、そこになんの理想もないわけじゃないんだよね。理想はあっても理想を押し通せない現実とかそれをやっちゃいけない制約とかあって、してあげたいと思ってもそうは行かない部分を、自由な立場で優しくできる人がそんな風にやることで「あんたたちのやり方は冷たい」って言われたらたまんないもん。まあそれって先週高志が言ってたこととおんなじなんだけど、年寄りの世話ってやらなきゃならない部分が大きければ大きいほど、ニコニコやってられるもんじゃないからなー。羽鳥が「文句言うなら自分でやれ」というのもある意味正論w。
礼子は詐欺師だけど年寄りに優しくする気持ちの全部が嘘だったわけでもなく、ある意味家族より優しくしてくれる人間がいたら、お小遣いくらいあげるわよって気持ちは自然なもんだと思うし。だからって詐欺は詐欺だから、だましたんならだましたって言えっていう彦一の言うことは筋が通ってるんだけど。
涼太が「自分は悪くないから謝らない」という態度を貫いた上で、自分をいじめていた子と仲直りする展開も良かった。壽太の六車のツンデレぶりに笑うんだけど、意外とこの番組拾いもんかも。