赤鼻のセンセイ/#8

http://www.ntv.co.jp/akahana/index.html
ううなんというか、最低最悪にセツナイはなしだったかも知れん。
この子たちが院内学級があるから繋がっていると思うのは気のせいで、もともとこの子たちは病気を治すために病院に来て知り合ったのだし、そのために院内学級は必ずしも必要じゃなかったはずなんだよね。
でもずっと入院してるこの子たちにとって、似たような年代の子供たちと勉強する院内学級は、自分は体験できない“世の中の普通”の疑似体験で、それ以上に自分が病人であるということを最優先事項にしないただ一つの場所で、そんなことは病気が悪くなればあっという間に崩れる前提なんだけど、それでもそういう場所があるということはすごく大事なことだったはずだと思うんだ。
だからこそ病気の進んだ和田っちを連れて、自分達の大切なものをこともなげに奪おうとする人たちがやってる病院にはいたくない、と言い張る八重っちたちがいて、それでもそこにいる人たちは、いつでも自分達の病気を治すために一生懸命だったと悟った時には、自分達のできることを考えるんだよね。
昨日死んでしまった子供がいて、こういうものがあればその子は死なないですんだのかも、と、この子たちが考えるもののためにこの子たちが自分の大切なものをあきらめて、でもそばでこの子たちを見ている人間の方は、この子たちよりいろんなもの(健康な体とか)を持っているのがセツナイよ。