龍馬伝/第26話「西郷吉之助」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/index.html
演出:渡辺一貴
1865年。龍馬30才、以蔵27才、武市34才、弥太郎31才(生年より単純計算)
あいかわらずなんもはなしが進んじょらんなあ。えっと。上司に再就職先の面接を世話してもらったグループ長が、空気読まずに先方の営業方針を批判して、同僚を道連れにはなしをふいにしたはなし? 坂本龍馬(30)(福山雅治)のやっちょることがあまりにノータリンでもはや批評放棄。毒饅頭そこらに置いておいて、以蔵(佐藤健)殺害実行の是非を家族会議にかける岩崎弥太郎(31)(香川照之)のノータリンももはや批評不能。ほんと以蔵殺しを弥太郎に依頼する武市さん(大森南朋)もどうなのよってはなしだけど、できないんだったら受け取るなよ弥太郎。受け取ったらあてにするじゃんよ。
このはなしの以蔵はそういうところは聡いので、完全に武市さんの意をくんで「これで楽になれます。先生ありがとう」のココロだよね。各種ご批判はあることと思いますが、どうせ晴れて無実の身になる見込みもないんだから、罪悪感なんか良いから死なせてやれよ。今さら死ぬことなんか可哀想じゃないからさ。同情するところを間違っちょるっていうか、自分が罪(というより自責)を負いたくないからって、お気楽に依頼の実行取り止めにせんといてくれんか?
んで西郷(高橋克実)と龍馬のやりとりがすげー不快なんですが、ああいうのをはなしの種にする龍馬の神経は足の裏にでも通ってるのかしら? NHK的に描写がないだけで、私はとっくに龍馬はお龍(真木よう子)を食っちゃって、自分の女の気でいるのかと思ったよ。お龍が受けた恩義的に、それでお龍が文句言う筋でもないと思うけど。つっか過去描写から考えて、龍馬がそれやってても驚かない男なのがイヤだ。
以蔵のウツクシサ以外見どころのない最近の龍馬伝なので、いい加減史実エピで水増ししてないでとっととはなしを進めんか? なんか以蔵が投獄されてから、2部の緊張感が台無しなんだが。役者は健も含めて熱演してるけど、熱演が浮くような脚本ってどうなのよ。

追記

というわけで、大河公式に以蔵の特集ページ。
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/topics/16_interview/index.html
……私は1部の以蔵が好きなんだけどなあ。いや2部が良い役なのは承知の上ですが。
1部の手の届かない人を崇拝してる以蔵が好きよ? 個人的に。