龍馬伝/第41話「さらば高杉晋作」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/index.html
演出:大友啓史
1867年。龍馬32才、高杉晋作29才、木戸孝允34才、陸奥24才、弥太郎33才(生年より単純計算)
この番組の龍馬(福山雅治)ageにつっかかっていたらキリがないんだけど、龍馬と高杉(伊勢谷友介)が似ているとかそういうのだけは、スルーできない不快感があるですよ。いや高杉さんは龍馬に似てないと思うしw。
「あの世で三味線弾いているのが似合い」だと自分で言う高杉は、自分が三味線弾いて遊んでいられるくらいみんなに憂いがなければ良いと思っているだけで、現にいろんな人が不幸なままでいる世界をそのままに、みんなを置いていくのは耐え難いんだと思う。ああそっか。龍馬と高杉の違いってそこだ。高杉が世の不条理とかシステムの理不尽によって起こる不幸に実感があって、だからこそそれを変えるためにみんなが立ち上がれと口にすると同時に、そこで流される血とか命の消失を受け止めているからこそ笑っているのに対し、龍馬は結局目の前に不幸が転がってこなければ動かない、ふだんは忘れてるんだろと見えちゃうから腹が立つんだよね。
海援隊の結成とか中岡(上川隆也)との物別れとかいろいろあったけど、しょせん高杉さんの笑顔と慟哭しか印象に残らないはなしであった。ああ来週から出ないなんてサミシイw。