八重の桜/第1話「ならぬことはならぬ」

脚本:山本むつみ 演出:加藤 拓
まあなんだ。私とかには非常に分かりやすい思考回路の人物に綾野君を配して、ほとんどW主人公の片割れとしか思えない位置に綾野君を使ってくれてありがとうNHK!というか、予想以上過ぎて笑いしか出ねー。そらこの役やってたらクタクタにもなるわなあ(^_^;。
というわけで、ほとんど我が子の発表会を見守る母親モードで見ちゃったので現時点では面白いか否かすら判断微妙。だって「ならぬことはならぬ」と言いながら、主要人物はその言葉を乗り越える方向で造形された八重(綾瀬はるか)や覚馬(西島秀俊)、吉田(小栗旬)なんかと、その言葉に抑圧されまくりの容保様(綾野剛)とあっては、このはなしがどっちに行きたいのかすらよく分かんないです。
しかし我が子を見るだけなら大変満足ですた。つっか我が子だと思ってないけど。←わざわざ言うなよw。松平家の紋の重さと、自分の存在への自信のなさと、それを重いと感じることすら許されない容保様のアンビバレンツとか諸々、「綾野君にしかできない」とは言わないけど、綾野君じゃなかったらこんな可哀想に見えないんだろうなあ、と、一回りして笑ってしまった。もうちょっとのめり込んで見てたらそんなこともないんだけどねえw。
登場人物に嫌いな思考回路の人がいないという意味では視聴ストレスはないし、いろんな意味で先が楽しみです。