八重の桜/第9話「八月の動乱」

脚本:山本むつみ 演出:一木正恵
文久3年(1862年)八重(綾瀬はるか)18才、覚馬(西島秀俊)35才、尚之助(長谷川博己)27才、修理(斎藤工)29才、容保(綾野剛)27才。 *1
この辺のことって当然「新選組!」とかでも見てるはずだけど、経緯とか全然入ってないなー。というか、会津の“京都守護職”って役目がすでに謎。なんでそうなってんのか分かんなかったもん。この辺って会津の事情からやんなきゃ分からないと思うのに、会津のはなしじゃないとスルーされるってのもなんかすごいなあ。でもこれだけ濃く描かないとそら分かんないよねー。
容保様の出番としては最近の中では少ないくらいだったけど全然不満ないです。つか陣の指揮を執る姿の、役者絵みたいに美しいこと。顔疲れてるとか皺っぽくなってるとか関係ないよね。←じゃあ言うなw。なんというか容保様の綾野君は美しくて、その美しさこそが会津の悲劇を象徴してると思う。キャスティングしたNHKは偉いと思うが、「NHK偉い」と思わせる仕事を綾野君がしてるっていうのがなんかすごいっつーか感慨深いなあ。たぶん無理させられたら追いつかない部分もきっとある、伸びしろを埋める前にもらってしまった大役だと思うけど、それに応えてる綾野君見れるのがすごいよ。
……と珍しく言葉を尽くして褒めているが(褒めてるんだよこれはw!)、実は今週一番すごいと思ったのは尚之助の長谷川君である。あれすごかったよ。なんであれだけで、どういう気持ちでいるかとか全部分かるの? 先々週の離婚の窪田君もすごかったが、なんでどいつもこいつもこんなにすごいんだ。
まあ京の様子に比べたら全然平和な会津ではあるけど、そこで生活してる人にもそれはそれで背負わなきゃと思っている責任とか未来への夢とかあるのが良いよねえ。ほんと面白いなあこの番組。

*1:生年より単純計算