仁/#4,5

http://www.tbs.co.jp/jin2009/
先週は書き忘れたけど、今週も文句なく面白かった。いや実際こんな面白い番組に、毎週感想書く必要もある意味ないかもw。つか先週のはなしはうちの父親がまさにあのパターンで術後数日後に再手術という経験があったのもあって、「ほんと仁先生は咲がいないとダメダメだなあ(^_^;」と思わされたのもあって、特に野風周りのはなしとしか思わなかったし。
ただ今週のはなしの前振りとして、先週のはなしがすごい利いてた。大半は“蔑まれたまま死ぬ”しかない女郎の中にあって、呼び出しまで上りつめた夕霧ですら野風に憐れまれて死を待つだけの現状にあって、それでも夕霧の人生における栄光の一時期だったその頃の美貌が仁によって取り戻される、それを見せる上で、美しくなりたいという気持ちと無縁でいられない咲の目線から、夕霧に化粧をしてあげる、という展開になるのがすごい良かった。
屋敷で仁に声をかける咲が咄嗟に手ぬぐいを外す、なんてのは演出の範疇かなとも思うけど、そんな咲が仁の仕事を手伝うために髷をほどいて男のなりをする、そんな咲が夕霧の最期に化粧を思い付く、というのがね。
ペニシリンの抽出法に絡めて、設備がなければそんなことはできないと思いがちな仁が、できないとあきらめてしまうのは嫌だと言った未来のことを思って、自分がこの時代でなにかを為すことが未来が死ぬ未来を変えると思う気持ちの見せ方も良かった。今までこの番組の面白さとして脚本の良さって特に思わなかったんだけど、今週のはなしはほんと脚本が良いと思ったな。
というわけで脚本家をぐぐってみたら、白夜行の人なのね。山田君と小出君も気になるし、ちょっとずつでも見てみようかな。
インタビューも出てきた。
http://allabout.co.jp/entertainment/drama/closeup/CU20010710/