わが家の歴史/第1夜

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すげー思ったのは、堀北と榮倉が可愛いなあ、ということでした。なんつーか、このくらいどうでもいい役で見るのが一番良いキャラなんじゃないかなあ。ふだん身に過ぎた役もらって可哀想に、とか。そういう意味で柴咲コウは主役の華があると思う。こういう単発ドラマや映画向けの華だけど。ちなみに小栗旬は悪目立ち。「あー。フジのSPだなー」ってキャスティング。
はなしというほどのはなしはなくて、まああの迷惑なおとうさん(西田敏行)にしたって、家族はそういう父親を持ったという前提で生きてるんだし、ダンスホールに勤めたり、みたいな進路選択も、あの状況でそこそこ美人な長女ならそらそうだろうって選択だと思うし。だから鬼塚(佐藤浩市)のことにしても、家族のためでも鬼塚が好きじゃなかったらこういうことにはならないんだろうなあ、と思える柴咲コウの見え方とか、家族のためにそういう選択をされることに納得できない母親(富司純子)の在り様とか、そういうところがながらでもなんとなく見ちゃう面白さだったかなあ。長男(松本潤)が東大で太陽クラブに関わる、なんてはなしにへー、と思う一方で、シベリア抑留から帰国した人間がコミュニストになってるとかいうのがほー、って感じ。まあ「そういうのピンと来ない」と言いながら、学生運動のアイドルになってる長澤まさみははあ、って感じでしたがね。
大概とっちらかったはなしだし、言ってることは当たり前のことだから、逆に見るのをやめたくなる不快感がない、という辺りが三谷幸喜の上手さかなあ。見るかどうかは分からないけど、明日も録画はするよ。