八重の桜/第3話「蹴散らして前へ」
脚本:山本むつみ 演出:加藤 拓
せっかく良くできた脚本なのに、もう1週子役でできんかったかなあ。なんで女優さんのはなしは子役が短いんだ?
この人の脚本ならあんつぁま(西島秀俊)が不貞腐れたまま終わるこたないと思ったけど、分かっていてもちゃんと好転して終わるはなしには感心した。この人はカタルシスってもんを良く分かってるよ。そのカタルシスが目を開けて銃が撃てない八重(綾瀬はるか)がちゃんと弾の軌跡を見届ける=的に当てることなのがほんと分かってるわっていう。なのに演じるのは綾瀬はるか。いや綾瀬はるかに罪はないよ。制作体制の問題だと思うけど。
まあいきなり仕事やめて来ちゃう尚之助さん(長谷川博己)は先走り過ぎだと思うけどね
どうでも良いけど容保様(綾野剛)周辺のシーンって、正室(中西美帆)が妹姫って部分も含めて、実際はなんも悪くないんだけどなんかアンモラルというかインセストタブーとか禁忌の匂い漂うよなー。その一因として照姫様が稲森いずみであることによる関係倒錯の感じが……というのは、完全に本来は知ったこっちゃないはなしだと思うけどw。