ドキュメント of ROOKIES/11人が戦った141日間のキセキ

ドキュメント of ROOKIES ~11人が戦った141日間のキセキ~ 完全版 [DVD]

ドキュメント of ROOKIES ~11人が戦った141日間のキセキ~ 完全版 [DVD]

内容としては裏BOXにも入っていた番組メイキングとそんな変わらないんだけど(比較して見る気もないからなにが増えたか分からないくらい)見ているとだんだん息苦しくなるっていうか胸の辺りが熱くなってきて、時々涙ぐんじゃったりしました。なにがあるってわけでもないんだけどね。
141日に渡った撮影風景を淡々と順番どおりに撮っているだけでファンの喜びそうなオフショットとかほとんどないし、そもそもこの過酷な現場でカメラも回ってないのに(つーか回ってるけどw)お客さん向けのカワイイ顔とかやってらんないよな。141日間。1クールというには長い期間を、この番組に関わった人間がどのくらいの熱さで過ごしていたかというそういう記録。
はっきし言って、ROOKIESってそんなすごいよくできたはなしとかでもないと思うんだよね。いかにも漫画な無茶な展開もいっぱいあるし、いい加減大人になった視聴者から見て無条件に肯定できるような人物を描いているわけでもないし、流れの中で、どう見ても納得できないエピとかもなかったわけじゃないしさ。それでも私がROOKIESは神作品だった、製作に関わった人の全てにありがとうと言いたくなるドラマだった、と思うのは、オールアップの挨拶で小出君が言ってるみたいに早朝というより夜中みたいな時間から集まって、一言の台詞もない、ワンカットも映らないシーンだから俺はどんな風でも関係ないや、って思う人が一人もいない現場だったからだと思うんだ。それはもちろん役者だけのはなしじゃなくて。
だけど見ていたらそんなの当たり前だと思うんだよね。この現場に入って自分はチョイ役だからとか、台詞もないシーンでテンション上げてらんねーよ、とか思うやつは役者として、っつーより男として終わってると思う。いやもちろん女性キャスト含めw。
実際役としての重要度に差はあっても与えられたシーンの重要度には差がないこの番組の作りは、キャストの表現力の格の違いが歴然と見えちゃうことも少なくなくて残酷だなあと思ったし、それはタケるんのシーンでもあることだったんだよね。
実際きっかけは健でもこの番組自体のファンになった私は特に健を気にして見るわけじゃなかったし、その上でファン故に気になることがあっても「頑張れー」くらいしか言うことないし、でも番組が進む中で、終盤にはすごく“岡田が良くなった”と感じられたことはなんつーかファンとして幸せなわけですよ理屈じゃなくv。
このDVDのタイトルは「11人が戦った141日間のキセキ」だけど、じゃあ彼等は誰と戦ってたのかって言ったら自分自身だと思うんだ。自分の限界とかそういうもの?
[takeL]カテゴリに入れていますがカワイイ健はほとんどいません。だけど健のファンとして、健がここにいた日々の記録は手元に置いておきたいと思うです。あと番組だと画面暗くて気付かなかったりしたけど、あらためて見ると岡田はしょっちゅう湯舟といちゃついてるなーw。<そんなオチかよ。