龍馬伝/第14話「お尋ね者龍馬」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/index.html
演出:渡辺一貴
1862年。龍馬27才、以蔵24才、武市31才、弥太郎28才、久坂23才(生年より単純計算)
えーと。私も聞きたい。「どういて以蔵だけ」。武市さん(大森南朋)はあんな風に言ったけど、勤王党内の以蔵(佐藤健)の扱いって役職がないってだけじゃないよねー? なにあれ。おバカちゃんだから?
しかしオープニングクレジット見て息を呑みました。武市役大森さんに続く佐藤健まさかの単独クレジット。龍馬(福山雅治)のはなしでこんなに以蔵の扱いが重いなんて。大河に出ると聞いた時には、福山さんのバーターで出してもらえるだけだと思うたがに。←ファンのくせにテンション低過ぎw。
でもまあこの龍馬伝ならこの扱いは当然というか、時代の中で生き方を違えていく幼なじみたちのはなしだもんなー。そらーオトモダチがオトモダチの口車に乗ってヒトゴロシになっちゃったら一大事だもんなー。すげードラマだよなー。←それですますな。
つっか大坂の茶店のシーンの龍馬にマジむかつくんですが。なんだあれ、ナニサマ? しかも続くシーンが溝渕さん(ピエール瀧)を巻き込んでのあれ。おまえは人の考えってもんをなんだと思ってんだよ。俺が正義か。
んで武市さんの器がどれほどのものかというのはともかく、事実として吉田東洋田中泯)亡き後土佐勤王党が藩の実権を握ったというのなら武市さんのプランは大当たりなんですが、それで藩主山内豊範染谷将太)を頂いて上洛しようと思ったら殿様が麻疹って、ほんと武市さんの間の悪さは視聴者の期待を裏切らないなー。ここで足留め食って勤王党の空気が悪くならなかったら、以蔵の井上殺しもなかったんじゃないかなー。いや史実はともかく(^_^;。
つか間の悪さをいうなら龍馬もそうなんだけどさ。弥太郎(香川照之)の言うように龍馬が武市を止めていれば東洋は殺されなかったんで、現に龍馬が脱藩して武市が「自分の意見が正しかった」と証明してしまった以上(これは武市の主張の正しさの証明であって、武市の正しさの証明ではない)、武市には意見を変える理由がないもんね。そらー止まらんよ。しかし武市の間の悪さに比べて、井上と同道してたのに殺される前に土佐に戻る弥太郎の強運は最強だなー。
んで以蔵の動機を「(武市のために)僕にできること」にしたスタッフはよく分かってるなー、と思います。つっか以蔵泣き過ぎw。
まあ龍馬の脱藩と同じ年のできごとってことで、龍馬の変貌が調子に乗ってるだけに見えちゃった他はなんの文句もないです。今週も武市さんは可哀想だったし、以蔵は一回りして笑っちゃうくらい可哀想だったしなw。いや青少年の純情を笑っちゃダメなんですがw。
ほんと面白かったー。もう1回見ようw。