相棒Season 9/第13話「通報者」

脚本:太田愛 監督:近藤俊明
今期は見てなかったんだけどテレビ欄見たら3番目に溝口君の名があったんで録画セット。放送中はこたつで寝てたけどw。
生活保護家庭で妹を守る中学3年生の男の子@祐太(溝口琢矢)の役。殺人事件を見かけて通報するものの、事件と関わることで自分の嘘がばれることを怖れて嘘を重ねる祐太の嘘はどんな嘘か、ってそういうはなし。溝口君はこういうのやるとすげー良いなー。
神戸(及川光博)中心のはなしではあるけど神戸が祐太の周りをうろうろしているその感じもなんか良くて、この番組らしい良いはなしであった。嘘が暴かれた祐太の必死で守ったものをあきらめた(=失うことを受け入れた)人のそれでも前を見る強さというかそういうのを見るとついこの子と健の違いとか考えちゃうのがこれが[takeL]カテゴリである由縁なんだけど、健の演じるキャラが行動の動機に我の強さとか自分の執着心とか感じさせちゃうのと違って、溝口君はそれと似てるんだけど、もっと利他の心でやってるというか、必死の祈りみたいなにおいがするんだよね。なんか旧白倉ライダーの「可哀想」がはまる感じ。
見逃さなくって良かったー。